現代のビジネスシーンでは、人工知能AIの進化が目覚ましいです。
そのため、私たちはAIが簡単にはできないような、よりクリエイティブで複雑な発想を必要とする「抽象度の高い仕事」が求められる場面が増えています。
このような仕事をうまく進めるためには、そのやり方や考え方を深く理解しておくことが重要です。
今回は、抽象度の高い仕事の進め方について解説します。
ポイント
- 抽象度の高い仕事の進め方がわかる
抽象度の高い仕事とは?
抽象度の高い仕事とは、具体的な手順や決まりがなく、自分で課題を定義して解決策を模索する必要がある仕事のことを指します。
抽象度の高い仕事には、次のような特徴があります。
- 目標がぼんやりしている
目指すべき方向性が広く、最終的なゴールがあいまいなことが多い - 多角的な視点が必要
様々な分野の知識やスキルを統合する必要がある - 創造性が求められる
既存の枠組みにとらわれず、新しいアプローチを見つける必要がある
抽象度の高い仕事の例
抽象度の高い仕事には、以下のようなものがあります。
新規事業の模索
新しいビジネスモデルや市場開拓のアイデアを提案し、実現の可能性を検討する
技術研究開発
長期的に利益をもたらすような技術の開発と有用性を検討する
ブランディング
商品・サービスや会社自体のブランド価値を高める戦略を考える
プロジェクト管理
少ないリソースで最大限の成果を生み出せるように、リソースの最適分配を検討する
抽象度の高い仕事の進め方
抽象度の高い仕事を進めていくには、以下の点を抑えることが大切です。
全体像を把握する
仕事の全体像を理解するようにしましょう。
目的や背景、関係者、影響の範囲を整理することで、進むべき方向性が見えてきます。
ただ、全体像を把握するには俯瞰力というスキルが必要です。
俯瞰力については、こちらの記事でより詳しく解説しています。
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抽象と具体を行き来する
抽象的な仕事は、そのままでは何をしていけばいいのかよくわかりません。
抽象的な内容を具体的なアクションプランに落とし込む必要があります。
また、進めていく中で出てきた個々の問題などを抽象化して、本質的な課題を見抜くことも必要です。
優先順位をつける
抽象的な仕事を進めていくには、限られたリソースの中で何をやって何をやらないかを決めなくてはなりません。
適した評価軸で、やることの優先順位を明確化する必要があります。
仮説と検証を繰り返す
抽象度の高い仕事では、不確定要素が多いです。
そのため、仮説を立てて検証するプロセスが重要です。
小さな実験を繰り返しながら、成功への道筋を見つけていきます。
柔軟性を持つ
抽象度の高い仕事を進めていく中では、初めに立てた計画通りに進まないことも多いです。
状況の変化に応じて柔軟に対応し、最適な判断を下せるように準備しましょう。
コミュニケーションも大切にする
抽象度の高い仕事は、一人だけで進めると盲点が生じやすいです。
いろんな人とコミュニケーションをとって意見交換することで、多角的な視点で考えられるようにしましょう。
まとめ
今回は、抽象度の高い仕事の進め方についてまとめました。
抽象的な仕事は難しく、うまくこなせる人も多くありません。
紹介した進め方を意識しながら、抽象的な仕事をバリバリ進められるようになりましょう。
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