例外なく人類誰しもの最終的な目標は、「幸せになる」ことだと思います。
幸せになりたくない不幸になりたい人なんて・・・いないですよね?聞いたことありません。
であるということは、あらゆる人がとる行動の1つ1つは幸福になるためにある、ということに帰結しているはずです。
しかし、幸せというものがボヤっとしていて捉えにくいものなだけに、中には幸せになることに繋がらない誤った行動をとってしまう人もいます。
今回はそんな幸せの考え方についてまとめます。
ポイント
・幸せの捉え方がわかる
・幸福感の高め方がわかる
幸せって何?
まずは定義に立ち返って、幸せの意味を辞書でみてみましょう。
https://dictionary.goo.ne.jp/
- 運がよいこと。また、そのさま。幸福。幸運。
- その人にとって望ましいこと。不満がないこと。また、そのさま。幸福。幸い。
- めぐり合わせ。運命。
- 運がよくなること。うまい具合にいくこと。
- 物事のやり方。また、事の次第。
普段使う「幸せ」の意味は2が多いかもしれませんね。心が満たされている状態を、「幸せ」とか「幸福」と言っているように思います。
ただ、実生活の中で幸福感を持続的にずっと感じることってないですよね。
例えば、おいしいものをお腹いっぱい食べたときなどとても幸福感に満たされますが、時間が経てばその幸福感も薄れていき最終的には記憶からも消えてしまいます。
なぜでしょうか。。。
幸せと感じるのは直近の状況の変化でしかない
幸せと感じるのは、直近の状況の変化から生まれる感情なのです。
さっきよりも少しでも満たされて入れば幸せと感じることができ、少しでも満たされなくなっていれば不幸だと感じるのです。
そして、通常時であればその変化がないので幸せとも不幸ともほぼ感じることはありません。
要するに、幸せと感じるか感じないかは「今」の変化でしかないのです。
これって数学で習う微分の考え方に似てるんですよね。
微分の考え方
微分って難しいですよね。名前を聞くだけでも拒絶反応が出る人がいるかもしれません。
でも、大丈夫です!微分の考え方がざっくりわかればいいし、超簡単に説明します!
微分とは、要するにどれだけ傾いているかを求める作業です。傾きというのは、つまるところは上がってるのか下がってるのかです。ということで、嚙み砕くとどれだけ上がるの?どれだけ下がるの?という変化の度合いの話です。
ね、簡単でしょ???
そして、これってさっき言ってたことと似てません?
幸福感は微分
幸福感ってまさに微分です。心の満たされ具合がどれだけ変化したかそのものです。
もっとわかりやすくするためにちょっと思考実験をしてみましょう。
昔の人と比べてみてください
例えば、今の私たちは2000年前の人と比べると圧倒的に幸福度は高いはずです。
想像してみてください。その頃は電気もガスも水道も、コンビニなどもありません。明日の食料も確実に保証されているわけでもなく、夜は動物に襲われる危険すらあり安心して寝ることもできません。そして、病気になっても大した治療法もありません。簡単な処置をして、ただただ苦しむだけです。
そのような環境と比較すると、私たちは圧倒的に恵まれた環境で生きています。どう考えても幸福度が低いわけがないですよね。
でも、だからと言って私たちが日常的に幸福だ!最高!!と感じることはありませんよね・・・
それは、この状況に慣れてしまっているからです。つまり、変化がない状態なのです。変化がない状態では、幸福も不幸も感じることはありません。
逆に、今の私たちが明日急に2000年前の生活を強いられたら・・・不便すぎて幸福度はだだ下がりでしょう。
このように、微分の考え方と同じように幸せの感じ方を捉えることができます。
良い方向に振れたら「幸せだ」と感じ、悪い方向に振れたら「不幸だ」と感じるのです。状況に変化がなければ幸福度も変わりません。
幸せのヒント
ここまで幸せの感じ方と微分の考え方を照らし合わせてきました。
最後に、微分の考え方をベースに幸せのヒントをまとめておきます。
変化がなければ幸福度は変わらない
先の例でみたように、幸福度は状況が変化しなければ変わりません。
幸せをより感じたければ自分から行動を起こしていくしかありません。
変化の度合いが大きい方が幸せを感じやすい
変化が大きい方が幸せをより感じることできます。(いい方向に振れれば)
これは、微分で言うと傾きが大きいということです。
例えば、水のありふれている日本で水にありつくよりも、全く水の無い砂漠の中心でのどがカラカラのときに水にありつく方が幸福度が高いでしょう。同じ水でも想像しやすいと思います。
大きな挑戦をして達成すると幸福度は爆上がりですね!
良いことが連続するとちょっとしたことでも幸せを感じやすい
心が満たされていると、小さなことでも幸せを感じることができます。
ただし、逆もそうなので注意が必要です。悪いことがあった時にさらに追い打ちで悪いことが起こると、ちょっとしたことでも「最悪だ、なんてついてないんだ」となってしまいます。
気持ちが落ちているときは注意が必要です。
まとめ
今回は、幸せの感じ方についてまとめました。
幸せと感じるのは数学の微分の考え方と同じように、前の状況より良くなったか悪くなったが重要になります。
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