ビジネスで成果を出す人と、なかなか伸び悩む人の違いは何でしょうか?
その答えのひとつが「プロセスを理解しているかどうか」です。
多くの人は目の前にある数字的な成果や周りからの承認ばかりを追いがちですが、実際にビジネスを動かすのは「目に見えにくいプロセス」です。
ビジネスが全てプロセスで成り立っていることを理解すれば、世界の見方が大きく変わります。
今回は、ビジネスとプロセスの関係をわかりやすく徹底的に解説します。
ポイント
- ビジネスが全てプロセスであることがわかる
- プロセスを理解すれば世界の見方が変わる
プロセスとは何か?
まず、「プロセス」とは何でしょうか?
プロセスとは、目標を達成するための一連の流れや仕組みのことを言います。
たとえば、なにかしらの商品を開発・販売する場合も
- 商品を企画する
- 商品をつくる
- 生産する
- 販売ルートを作る
- 顧客に届ける
- フィードバックを集め商品を改善する
- 満足させきれていない要望を満たす新しい商品の企画をする
このような流れ(プロセス)が必ず必要になってきます。
このプロセスは順番に行われることもあれば、同時並列で進めていくこともあります。
このプロセスのうち、どれか1つでも欠けたり停滞したりしてしまうと、そのビジネスはうまく回らないでしょう。
つまり、プロセスを無視したビジネスの成功は存在しません。
ビジネスとはプロセスをサポートすること
ビジネスを一言でいえば、「人のプロセスをサポートすること」です。
先の例で言えば、お客さんはなにかしらを達成したいから商品を買うわけです。ですので、もちろんその商品はお客さんのやりたいことを実現するプロセスの中で使われます。
このように、人のプロセスをサポートするところにビジネスが生まれます。
もう少し具体的な例で言うと、
- 飲食店は「生きる活力を得る」という生活をサポートしている
- 洗濯機は「衣服を清潔にする」という作業をサポートしている
- ネジは「部品と部品を固定させる」というモノづくりをサポートしている
- Amazonは「商品を手に入れる」という購買をサポートしている
つまり、どんなビジネスも「誰かのプロセスを助けること」で成り立っています。
言い換えると、ビジネスは「顧客のプロセスに寄り添うこと」で価値を生むのです。
ビジネスを成り立たせる仕事もプロセスそのもの
さらに面白いのは、「ビジネスを支える仕事自体もプロセスを支えること」だという点です。
あなたが企業の経営者であろうが、個人事業主であろうが、どこかの企業の会社員であろうが、あなたのやっていることはなにかしらのプロセスをサポートすることに他なりません。
次のそれぞれの職種の人が貢献しているプロセスの例を見てみましょう。
- 営業職
顧客が商品を購入するまでをサポートする - 技術職
商品が完成するまでをサポートする - 教育職
人が育つまでをサポートする - 清掃
人が快適に生活する環境を維持することをサポートする
つまり、どんな職種も「プロセスをサポートするのが仕事」なのです。
プロセスを把握するためのスキル
プロセスを理解すれば、仕事やビジネスの解像度が飛躍的に上がります。
プロセスをしっかり理解するためには、いくつかのスキルが必要です。
まず、大前提としてプロセスを理解するためには「俯瞰力」が必要です。
「俯瞰力」とは、物事を上から眺めるように全体像を把握し、個々の要素や状況を客観的に理解する力のことを言います。
俯瞰力については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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【必須スキル】俯瞰力とは!?その重要性と鍛え方をわかりやすく簡単に解説!
2024/12/5 考え方
日々の生活の中で、「俯瞰力(ふかんりょく)」という言葉を耳にすることがあると思います。 「俯瞰力が高い人は仕事ができる」「俯瞰力がある人はリーダーに向いている」と言われるほど、このスキルは重要視されて ...
俯瞰力の他に例えば以下のようなスキルがあると、よりプロセスを理解しやすくなります。
- 分解力:複雑な事柄を小さい要素に分ける力
- 数値化力:プロセスを数値で追跡する力
まとめ
今回は、ビジネスとプロセスの関係についてまとめました。
ビジネスとは、人のプロセスをサポートすることに他なりません。
今日からあなたも「プロセス」に注目してみましょう。
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