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【1分でわかる】会話が成立しない根本的な原因と解決策をわかりやすく簡単に解説!

2024年4月4日

誰かと意思疎通をする場合に、会話は特に大切なコミュニケーション手段の1つです。

しかし、その会話がスムーズに進まないことがあります。むしろ、会話が成立していないときすらあります。なぜでしょうか。

今回は、会話が成立しない根本的な原因と解決策をわかりやすく簡単に解説します。

ポイント

  • 会話が成立しない原因がわかる
  • 会話が成立しないときの解決策がわかる

会話が成立しないときって?

会話が成立していないな」と感じたとき、誰しも1度は経験があるのではないでしょうか

「なんか自分の意図している回答とずれてるな」とか、「なんかそもそも見てる世界そのものが違いそうだな」とか1度は思ったことあるのではないでしょうか。

どうしてそんなことが起こるのでしょうか。以降でくわしく解説していきます。

本記事が対象とする会話

まずこの記事における会話は、日常での会話やビジネスシーンなどの会話の中でも、特に話の構造的にミスマッチが起きているときの会話を対象とします

なので、言葉のニュアンスがうまく伝わらず会話が成立していないときなど、言葉の意味自体で会話が成立しないときなどは対象としていません。

会話が成立しない根本的原因

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会話が成立しない根本的な原因は、次のようなものが考えられます。

話の具体抽象のレイヤーがかみ合っていない

話の方向性には、抽象と具体の大きく2つがあります。

一方がより一般化した抽象的な話をしているのに対して、もう一方が個別の具体的な話をしていると会話は噛み合わなくなります

例えば、「障害を持った方に支援が必要かどうか」の話をしているとします。

一方は、障害全体を眺めた上で「障害を持った方は支援を必要とするよね」と言っているとします。これは上の画像の赤枠の部分ですね。

他方で、ある人が「うちの家の近所に住むAさんは障害を持ってても、自分で働いて生計を立てている。だから支援なんていらないんだ!」と反論します。これは上の画像の青枠部分です。

これでは全く会話が成立していません。

抽象的な意見(一般論)に対して、個別の具体的な意見(事例が1例または少数)を話しています

要は、話している抽象具体のレイヤーが違いすぎるのです

これがよく会話が成立しない根本的な原因です。

よくX(旧Twitter)で起こっている議論で、全くまとまらない議論はこの構造のことが多いです。一生かかっても議論は平行線で終わらないでしょう。

会話が成立しないときの解決策

会話が成立しない根本的な原因は、抽象具体のレイヤーが違うことでした

よって、まずは話のテーマ全体で見た時にどこの部分を話しているのか、会話のレイヤーの認識を合わせることが大切です。

一般的な話をしているのか、その中の具体例の話をしているのかははっきりと区別すべきです。

上の画像のように、図で示して会話の内容をまとめるのも効果的です。

IQが20違うと会話が成立しない?

よくIQが20違うと会話が成立しないという話があります。話が通じないのはIQが違いすぎるからだということです。

本当にこれが正しいはわかりませんが、少なくとも人はそれぞれ生きてきた人生が違います

それによって、誰一人として同じ世界観と想像力を持つ人はいません

有益な会話をするならお互いが歩み寄って、双方の世界観と想像力を適切に調整することが大切です。

世界観と想像力についてはこちらの記事でくわしくまとめています。

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まとめ

今回は、会話が成立しない根本的な原因と解決策についてまとめました。

話している抽象具体のレイヤーが違えば会話が成立しません。

まずはテーマ全体のどこの部分を話しているかをお互いが認識し、それでも足りなければ双方の世界観と想像力を調整することが大切です。

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