今のビジネスシーンでは、大量の情報が溢れ、ぶち当たる問題は常に変動的で複雑化しています。
このような状況では、細かい事にとらわれずに全体像を把握する「全体を俯瞰する」力はとても大切です。
この力を身につけることで、より効率的な意思決定や本質的な問題解決が可能になります。
今回は、「全体を俯瞰する」の意味やその重要性、具体的な活用シーンについてわかりやすく解説します。
ポイント
- 「全体を俯瞰する」の意味がわかる
- 「全体を俯瞰する」力が役立つときがわかる
全体を俯瞰するの意味は?
「全体を俯瞰する」とは、高い視点から物事を全体的に見ることを意味します。
俯瞰とは上から見下ろすことを意味し、物事を俯瞰することで、細かい部分にとらわれずに全体の構造や流れを把握することができます。
これによって、全体の中での各要素の位置づけや相互の依存関係を把握し、適切な判断を下すことができます。
俯瞰して考えるについては、こちらの記事でより詳しく解説しています。
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全体を俯瞰するの言い換え
「全体を俯瞰する」は、次のような表現でも言い換えることができます。
- 鳥瞰(ちょうかん)する
- マクロ的視点で見る
- 全貌を把握する
- 総合的に見る
- 大局的に見る
これらの表現はすべて、物事を広い視野で捉え、全体像を理解することを意味します。
全体を俯瞰する力が仕事で役立つとき
全体を俯瞰する力は、仕事のさまざまな場面で役に立ちます。
戦略立案
プロジェクトの長期的な戦略を立てるときに、全体を俯瞰することで最適な方針を打ち立てることができます。
例えば、新製品の開発や市場拡大の計画を立てる際に、全体を俯瞰することでリスクとチャンスのバランスをうまく評価できます。
問題解決
複雑な問題やトラブルに対応するとき、その問題の全体像を把握することで、根本的な原因を見つけ出し効果的な解決策を考えることができます。
例えば、プロジェクトの進行が遅れている場合、全体を俯瞰してリソースの再分配や作業プロセスの見直しを行うことができます。
プロジェクト管理
プロジェクト全体の進捗やリソースの配分を適切にマネジメントするために、全体を俯瞰する力が求められます。
例えば、マイルストーンの設定や進捗状況のすり合わせにおいて、全体像を理解していると迅速な対応が可能になります。
その他、全体を俯瞰する力が役立つとき
全体を俯瞰する力は、もちろん仕事以外でも役立ちます。
例えば、以下のようなケースです。
感情をうまくコントロールする
自分の感情を俯瞰してとらえることで、感情に振り回されることなく冷静に判断を下せるようになります。
また、自分の感情を客観視することで、感情の波に流されずに落ち着いた心を保つことができ、ストレスの軽減にも繋がります。
スポーツで活躍する
サッカーやバスケットボールなど、スポーツでも全体を俯瞰する力は役に立ちます。
全体を俯瞰する力を持つことで、試合全体の流れや自分・相手チームの動きを広い視野でとらえることができます。
適切なタイミングでチームメンバーをサポートしたり、効果的な連携プレーを行うことができます。また、相手の隙を突いた攻撃をすることもできるようになります。
まとめ
今回は、「全体を俯瞰する」についてまとめました。
「全体を俯瞰する」とは、高い視点から物事を全体的に見るということです。
仕事や日常生活でとても役に立つので、ぜひ全体を俯瞰することを意識してみましょう。
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