日常生活やビジネスシーンにおいて、新しいアイデアや革新的な案を生み出すことはとても価値があることです。
しかし、多くの場合、既成観念や過去の経験に縛られてしまい、斬新な視点を持つことが困難になりがちです。
どのようにすれば、今の思考の枠を超えて発想が豊かになるのでしょうか?
今回は、思考の枠を超えて発想が豊かになる方法についてまとめます。
ポイント
- 思考の枠がわかる
- 思考の枠を超える方法がわかる
思考の枠とは?
「思考の枠」とは、物事を考えられる範囲のことを言います。
この物事を考えられる範囲は、その人が常識と思っていることや、前提と思っていることによって決まります。
常識や前提は、過去の経験や学んだ知識に基づいてつくられ、無意識のうちに思考を制限してしまうこともあります。
例えば、ある問題をうまく解決できた経験があると、次同様のことが起こった時にその方法に固執してしまいがちです。
実は思考の枠は良い面もある
誤解がないように追記しておくと、思考の枠は必ずしも悪いことばかりではありません。
思考の枠があることによって、考える効率が上がることもあります。これは過去の経験や知識をうまく活かせたりするからです。
つまり、思考の枠は新しい視点を持つことを妨げる可能性がある一方で、思考の効率を上げることもあるのです。
思考の枠について最悪なのは、その思考の枠内に固執してしまうことです。もっと言えば固執していることさえ自分で認識できていない状態は避けたいものです。
思考の枠を超える状態とは?
思考の枠を超えるとは、これまでの常識や前提にとらわれずに、新しい視点で考えることを意味します。
要は、自分が考えられる思考の範囲が広がったときのことです。
例えば、「そもそもなぜこれは必要なのか」など前提を疑って思考をさらに進めるときが、まさに思考の枠を超えたときです。
この状態では、固定観念を意識的に捨てることで、創造性を最大限に発揮することができます。
思考の枠を超えることで、新しい発見やイノベーションにつながります。
思考の枠を超えて発想が豊かになる方法
では、どのようにすれば自分の思考の枠を超えて発想が豊かになるのでしょうか。
次のようなことを意識することをおすすめします。
メタ認知を鍛える
メタ認知とは、自分が今考えていることや感じていることを認知しコントロールすることを言います。
メタ認知を鍛えることで、自分がどのようなことを常識や前提として考えているかを把握することができるようになります。
自分の思考の枠を自分で理解できるようになります。
俯瞰して考える
俯瞰して考えるとは、物事を広い視野でとらえて全体を見渡すように考えることです。
これは物事を様々な視点で多角的に考えることに他なりません。
俯瞰して考えることによって、自分の思考の枠を超えやすくなります。
俯瞰して考えるについては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
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固定観念を破る練習をする
常識にとらわれず、奇抜なアイデアを積極的に考える習慣をつけるのもいいでしょう。
例えば、日常のルーチンを変えてみたり、新しい趣味を始めたりすることで、柔軟な思考を養うことができます。
様々な経験・知識を活かす
他分野の知識や異なる文化の視点を取り入れたりすることで、新しい考え方を得ることができます。
例えば、技術者が自然のメカニズムを参考として取り入れたり、ビジネスマンが哲学の考え方を学んだりすることが、創造性を刺激することにつながることがあります。
他の人からフィードバックをもらう
他の人からのフィードバックを取り入れることで、自分では気づかない新しい視点を得ることができます。
特に異なる背景や専門知識を持つ人の意見は、思考の枠を広げるのに役立ちます。
まとめ
今回は、思考の枠を超えて発想が豊かになる方法についてまとめました。
思考の枠を超えることは、新しいアイデアや革新的な解決策を生み出すために不可欠です。
今回紹介した方法を実践し、思考の枠を超えた異次元の発想を手に入れましょう。
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