就職活動や転職活動では自分をうまくアピールすることが大切です。
そんな中で、企業が求めるスキルの1つとして「俯瞰力」が注目されています。俯瞰力は、特にリーダーやマネージャーに対して求められるスキルです。
今回は、俯瞰力を自己PRで効果的に伝えるコツを詳しく解説します。
ポイント
- 面接の場などで俯瞰力のアピール方法がわかる
俯瞰力とは?
俯瞰力とは、物事を上から見るように全体を見渡し、具体的なレベルの個々の要素単体だけでなく、それらにどのような相互関係があるのかを理解する能力です。
俯瞰力は、問題解決や戦略的な意思決定をするときにとても大切です。
例えば、プロジェクト全体の進行状況を把握しながら、各メンバーの能力、役割や進捗を総合的にマネジメントするときなどに必要になる能力です。
俯瞰力については、こちらの記事でさらにくわしく解説しています。
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俯瞰力を自己PRでうまく伝えるには?
俯瞰力を自己PRでうまく伝えるにはどのようにすれば良いのでしょうか。
俯瞰力という言葉をわかりやすくする
前提として、俯瞰力という言葉自体がやや抽象的でわかりにくいため、具体例や比喩を用いて説明するとよりわかりやすくなります。
「俯瞰力」という言葉だけで押し切るのではなく、俯瞰している範囲感などをもう少しかみ砕いてわかりやすく説明するようにしましょう。
俯瞰力うまく伝えるポイント
以下のポイントを押さえて、自分の俯瞰力をアピールしましょう。
具体的な経験ベースで語る
俯瞰力を発揮した具体的な経験を挙げることが大切です。
例えば、プロジェクトマネジメントの経験や、チーム全体を統括する役割を果たした経験、問題をどのように解決をしたかなどを具体的に説明しましょう。
俯瞰力を活かしたプロセスを語る
俯瞰力を発揮したときの(思考や行動の)プロセスを詳細に述べると効果的です。
どのような状況で、どのように全体を見渡し、どのような判断を下したのかを具体的に説明することで、説得力が増します。
成果を強調する
俯瞰力を発揮した結果、どのような成果が得られたのかを強調しましょう。数値で示すことができれば、さらにわかりやすいです。
例えば、プロジェクトの進行がスムーズになり、納期を守れた、コスト削減に成功したなどの具体的な成果を挙げると効果的です。
俯瞰力を伝えるときの例
俯瞰力を伝える時の例を以下に示します。
例1:プロジェクトマネジメントの経験
「前職で、新製品開発プロジェクトのリーダーを務めました。このプロジェクトでは、多くの部署が関わっており、それぞれの進捗状況や課題を把握することが重要でした。私は定期的に全体会議を開催し、各部署の報告を受けながら、全体の進行状況を把握しました。その結果、問題が発生した際には迅速に対応し、全体の調和を保ちながらプロジェクトを成功に導くことができました。」
例2:イベント企画の経験
「学生時代に、大学の学園祭の実行委員長を務めました。多くのサークルや団体が参加する中で、全体のスケジュール管理や予算配分など、総合的に考える視点が求められました。私は全体の進行状況を把握しつつ、各サークルのニーズに応じた調整を行いました。その結果、学園祭は大成功を収め、多くの参加者から高評価を得ました。」
俯瞰力を伝えるうえでの注意点
俯瞰力を伝えるうえで1つ注意しなければならいことは、自分と相手の思っている俯瞰力に乖離があるかもしれないことです。
相手の方が視座が高く俯瞰できるかもしれないということを考慮しておくべきです。自分が見えていた範囲を正直に話しましょう。
視座の高さについては、こちらの記事でくわしく解説しています。
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まとめ
今回は、俯瞰力を自己PRで効果的に伝えるコツを詳しく解説しました。
俯瞰力はとても大切なスキルです。俯瞰力を自己PRで効果的にアピールするためには、具体的な経験や成果を交えて伝えることが大切です。俯瞰力を上手に自己PRで伝えて強い印象を残しましょう。
これからの就職・転職活動において、ぜひこのコツを活かしてみてください。
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