メタシンキングは、学生・社会人問わず何か考えるときのベースとなるスキルです。
メタシンキングができると物事を多面的に捉えられるようになります。さらに、それは柔軟な発想力にもつながり、他の人が簡単には思いつかないような独創的なアイデアを出せるようになります。
メタシンキングができる人は視野が広く、見えている範囲が圧倒的に違うのです。
今回はそんなメタシンキングについて徹底解説します!
ポイント
・メタシンキングって何?
・メタシンキングで考えるとどんな良いことがあるの?
メタシンキングとは?
メタシンキングとは、簡単に言えば「自分の考え方を考え、最適に落としこむ」ということです。自分を知ることに他なりません。
「自分の考え方を一歩引いたところから見つめ、改めることができる」ということです。自分の思考のパターン、バイアス、前提となっていることなどを自ら評価・検討・改善する非常に高度なスキルです。
例えば、「これ得意だけどあれはちょっと苦手だな」とか、「次はここをもうちょっと、こうしたらうまくいきそうだな」とか、「自分がこう考えるのは、昔こういう経験があったからだな」・・・とか自分自身で気が付き、それを踏まえて次のアクションにつなげることです。
なにより重要なポイントは、"一歩引いて考える"ということです。そして、一歩引いて考えているということを"意識"できていることが大事です。
メタシンキングの類語
メタシンキングの類語には、以下のようなものがあります。
- メタ認知
- 自己認知
- セルフコントロール
- メタ思考
どれも「自分を客観的に見て冷静にコントロールしましょう」という言葉です。
本サイトでは、自分のことを認識するだけでなく、認識したうえで「思考する」ことをより強調したいのでメタシンキングという言葉を使うようにしています。
メタシンキングで考えるメリット
メタシンキングができると、次のようなメリットがあります。
コミュニケーションが円滑になる
自分のことだけでなく、相手の置かれている状況や気持ちも推しはかることができるようになります。そうすることで、適切な配慮をしながらコミュニケーションをとることができるようになります。
いつも冷静に対応できる
自分の感情を客観視し、コントロールすることができるので感情に振り回されずに対応することができます。
問題解決能力が上がる
自分の考えやアプローチを客観的に見つめ直すことができるので、問題の本質を見抜きやすくなります。
ストレスに強くなる
自分の感じているストレスの原因を理解しやすくなり、ストレスの対処が上手くなります。
メタシンキングで考えるには?
メタシンキングで考えるための第一歩は、「一歩引いて考える」ということです。
まずは、自分の考えていることを認知することからが始まりです。
自分のことを実況してみることをお勧めします。簡単にできます!
例えば、「〇〇は、楽しみにとっておいたプリンを落として悲しく思っている」など、自分の今の様子(感情)を客観的な視点で実況してみてください。スポーツ実況みたいに。
メタシンキングを発展させると、抽象化↔具体化して考えることができます。実は、抽象化したり具体化して考えるためのベースはメタシンキングなのです。
抽象化↔具体化についてはこちらの記事でまとめています。
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【天才たちがやっている】一を聞いて十を知るための抽象↔具体思考
この記事では、「抽象的・具体的に考えること」についてわかりやすく徹底解説します。 抽象↔具体の思考を繰り返すことで、天才と言われる人がよくやっている一を聞いて十を知る思考ができるようになります。 さら ...
まとめ
今回は、メタシンキングについて徹底解説しました。
自分の考え方を自ら改善するという非常に高度なスキルですが、身に着けると強力な武器になります。
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