論理的思考は、ビジネスシーンだけでなく日常生活の普段のコミュニケーションの中でも非常に重要なスキルと言われています。
しかし、論理的に考えるといっても実際どのように考えたらよいのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
今回は、論理的に考えるについて、具体例とともにわかりやすく解説します。
ポイント
- 論理的に考えるの意味がわかる
- 論理的に考えられるようになる
論理的の意味は?
まずは「論理的」の辞書の意味を見てみましょう。
https://dictionary.goo.ne.jp/
- 論理に関するさま。
- 論理にかなっているさま。きちんと筋道を立てて考えるさま。
見ての通りですが、「論理的」という言葉は「論理に基づいている」という意味です。
では、論理とは何でしょうか?
論理とは、事実や根拠から思考を進めていく道筋そのもののことです。要するに、みんなが正しいと思っていることに基づいて結論を導き出していく一連の流れのことです。
例えば、数学や科学では論理を使って証明や実験を行います。すでにわかっている正しいこと(前提)から考え始めて、新しい結論を導き出すのです。
論理は、客観的で一貫性があり矛盾がないことが重要です。
論理的に考えるとは?
では、論理的に考えるとはどういうことになるでしょうか。
論理的に考えるとは、事実や根拠に基づいて物事を考えることです。個人的な感情や思想が入ると、それは「論理的に考える」とは言い難いです。
論理的に考えることで、問題の本質を見抜いたり、正しい答えを見つけたり、説得力のある理由を述べたりすることができます。
論理的に考えることは、学業や仕事だけでなく、日常生活においても役立ちます。
論理的に考えるをロジカルシンキングと言ったりもします。
論理的に考える具体例
例えば、友達が仕事を辞めたいと相談してきたときを考えてみましょう。友達は仕事を辞めたくて困っています。
この問題を論理的に考えると、例えば以下のようになります。
- 友達の現在の状況を把握する:
- その友達がなぜ仕事を辞めたいと感じているのか調査する
- 仕事の問題点や不満を具体的に聞き出し、その背景や原因を理解する
- 友達の目標や価値観を確認する:
- その友達の目標や将来のキャリアプランについて聞く
- その友達の価値観や希望するライフスタイルについて理解し、仕事を辞めることがその目標に対してどのような影響を与えるかを考える
- 現実的な選択肢を提示する:
- 仕事を辞めることが最善の選択肢かどうかを客観的に検討する
- 仕事を辞めた場合のリスクやメリットをまとめる
- 行動計画を立てる:
- 仕事を辞める場合、次のステップや将来のキャリアプランを共に考える
- 必要な準備やスキルアップの具体的な行動計画を立て、友達が自信を持って次のステップを踏むためのサポートをする
この例の場合、論理的に考えるとは、友達の状況や目標を理解し客観的な視点から選択肢を検討し、最終的にその人がより良い決断をするためのサポートをしてあげることです。
論理的に考えらえる人の特徴
論理的に考えられる人の特徴をいくつか挙げます。
- 分析力が高く、問題や状況を要素に分けて考察できる
- 思考力が高く、複雑や難解なことでも理解できる
- 判断力が高く、正確で迅速に決断できる
- 表現力が高く、明瞭で簡潔に伝えられる
論理的思考を鍛える方法
論理的思考を鍛えるためには、以下のような方法があります。
- 問題解決や意思決定の際に、感情や偏見に左右されずに客観的な視点で物事を考える習慣を身につける
- 論理的思考を養うための本やウェブサイトを活用して知識を増やし、論理的思考の手法や技術を学ぶ
- 論理的思考を鍛えるゲームやパズルを解くことで、論理的思考能力を向上させる
- ディベートや議論に積極的に参加し、他の人との対話を通して自らの論理的思考能力を高める
まとめ
今回は論理的に考えるとは何か、具体例とともにわかりやすく解説しました。
論理的に考えることは、様々な場面で役立つスキルです。ぜひ、日々の生活で論理的思考を鍛えてみてください。
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