物事を考えるうえで、大きく「マクロな視点」と「ミクロな視点」という2つの見方があります。
これらをうまく使い分けることで、より広く深い思考をすることができます。
今回は、マクロな視点とミクロな視点について、具体例も交えながらわかりやすく解説します。
ポイント
- マクロな視点とミクロな視点の意味がわかる
- マクロな視点とミクロな視点を養う方法がわかる
マクロな視点の意味は?
「マクロな視点」とは、全体像や大きな範囲を対象として考える視点のことです。
マクロな視点では、より一般的な傾向や関係性に着目します。マクロな視点を意識することで、広い視野で物事を考えることができます。
マクロな視点の言い換え
マクロな視点は、例えば以下のような言葉で言い換えることができます。
- 大局的な視点
- 全体像を捉える視点
- 広い視野
- 全体的な観点
- 大枠で考える
ミクロな視点の意味は?
「ミクロな視点」とは、マクロな視点とは対照的に、より細かい部分や個々の要素に焦点を当てて考える視点のことです。
ミクロな視点では、より詳細や個別の具体的なことに着目します。ミクロな視点を意識することで、詳しく深い思考をすることができます。
ミクロな視点の言い換え
ミクロな視点は、例えば以下のような言葉で言い換えることができます。
- 個別の視点
- 細部に焦点を当てる
- 小さな部分に注目する
- 個々の要素を見る視点
- 詳細に考える
マクロな視点とミクロな視点の違い
要は、マクロな視点とミクロな視点の違いは「考えている範囲」の違いです。
マクロな視点は全体を捉えようとする一方で、ミクロな視点はより細かい個々を捉えようとすることです。
マクロな視点・ミクロな視点の例
マクロな視点とミクロな視点をわかりやすく具体例を用いて見ていきましょう。
例として教育について考えてみます。
マクロな視点で考える教育
- 日本の教育制度全体の改革や政策の考案。例えば、国の教育予算の割り当て、学校教育のカリキュラムの見直しなどなど。
- 国際的な教育動向や教育の普及状況の分析。例えば、OECDの教育ランキングに基づく国際比較などなど。
ミクロな視点で考える教育
- 各学校の教育方法の評価。例えば、特定の学校の教師と生徒の関係、授業の方法や雰囲気、学習環境の改善などなど。
- 生徒一人ひとりの学習過程やニーズの分析。例えば、生徒の学力や性格、家庭環境に応じて個別のサポートするなどなど。
マクロな視点では、教育全体の動向や政策について考えています。一方で、ミクロな視点では、個々の学校や生徒の実際の状況やニーズを詳細に見ています。
実際は両方とも重要で、両方の視点を組み合わせることでより効果的な策を打ち立てることができます。
マクロな視点・ミクロな視点を養う方法
マクロな視点とミクロな視点を養う方法は、以下のようなものがあります。
マクロな視点を養う方法
グローバルなニュースを見る
世界の出来事についてのニュースを見て、その将来的な影響や背後にある大きな動きを考えてみると良いです。
いろんな体験をする
様々な経験をしたりいろんな人に合ったりすることで、より広い視野で考えられるようになります。
俯瞰して考える
俯瞰して考えることで、全体像をつかめるようになります。
俯瞰して考えるについては、こちらの記事で詳しくまとめています。
-
【必須スキル】俯瞰して考えるとは?徹底解説!
俯瞰して考えることは、基本的な社会人のビジネススキルとしても重要とされています。しかし、急に俯瞰して考えろと言われてもそもそもイメージできないし実行できないといった状態に陥ってしまいます。 俯瞰して考 ...
ミクロな視点を養う方法
日常にフォーカスする
日常生活での出来事に注目して観察力を高めましょう。
周りの人は何が好きですか?何に困っていますか?、今日は何がありましたか?などなど。
問題を深堀する
身の回りで起こっている問題がなぜ起こっているか分析してみてください。
原因は何でしょうか?どんな解決策がありますか?効果的な解決策は何ですか?
まとめ
今回は、マクロな視点とミクロな視点について解説しました。
マクロな視点とミクロな視点をバランスよく使って、広く深く考えることができるようになっていきましょう。
よく読まれる人気記事は、そのままスクロールかサイドバーから見れます