抽象化して考えることは、物事の本質に着目することに他なりません。
抽象思考をすることは、情報処理を効率化し新しいアイデアや概念を生み出す基盤となります。
今回は抽象思考について徹底解説します!
ポイント
- 抽象思考とは何かわかる
- 天才と言われる人がなぜ抽象思考をしているのかわかる
抽象思考とは?
抽象思考とは、物事の本質を抜き出して考えることです。そして、本質を抜き出して考えるということは、具体的な物事や状況から離れてより広い視点で考えるということです。
例えば、桜や杉について個別に考えることは具体を対象にしているので具体思考になります。一方で、それらの木々をより広い視点で概念化した「自然」や「生態」について考えることは抽象思考となります。
具体↔︎抽象思考については、こちらの記事でより詳しく解説しています。
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抽象思考のメリット
抽象思考のメリットは、圧倒的に情報量を削減できることです。
例えば、桜にはこういう傾向がある、杉にはこういう傾向がある…と1つずつ考えていてはキリがありません。そういうときは、抽象度を上げてバラ科にはこういう傾向、ヒノキ科にはこういう傾向とまとめて考える方が情報処理の効率が格段に上がります。
つまり、似たモノ同士は一括りにして考えた方が効率が良いということです。そして、普遍的に似たモノ(共通)として持っている要素こそが本質とよく言われるものです。
抽象思考の使い道
抽象思考は新しいアイデアを生み出すことや、問題解決などに非常に役立ちます。
広い視点で考えることで、状況に応じた柔軟な思考ができ、創造的な解決策を見つける手助けになります。
なぜ天才は抽象思考を例外なく使うのか
天才と言われる人のほとんどが抽象思考を得意としています。息をするように抽象思考をすることができます。
なぜ天才たちが抽象思考を例外なく使っているのかというと、抽象思考は新しいアイデアを生み出すための重要なスキルだからです。
世の中でよく言われるような斬新なアイデアは、多くの場合は他分野の知識を組み合わせていることが多いです。例えば、切れ味が悪くなった時に刃を折って新しい刃に変える「折る刃式のカッターナイフ」は「板チョコ」から発想を得ています。板チョコの「ポキポキと折れる構造」と「カッターナイフ」をうまく組み合わせています。板チョコ(具体)を無理やり取り入れたのではありません。ポキポキと折れる構造(抽象)をうまく活用して折る刃式のカッターナイフ(具体)を作り上げたのです。
このように、天才たちは他分野の知識を抽象化し、自分の関心のある分野に適用する力があります。斬新なアイデアの根底にある考え方は抽象思考です。
天才たちは、抽象思考を駆使して新しい発見や発明を生み出しています。抽象思考はイノベーションの源泉なのです。
この抽象思考こそが天才たちが一を聞いて十を知ることができる理由でもあります。
まとめ
今回は、抽象思考についてまとめました。
抽象思考を使いこなすことで、物事の本質を見極め、新しいアイデアを生み出すことができます。天才たちのような革新的なアイデアを出せるようになりたいですね。
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