何か物事に取り組んでいるときについつい視野が狭くなってしまって、周りが見えなくなってしまう人もいるかもしれません。
そのような視野の狭さを短所として持っている場合、どのようにすれば改善できるのでしょうか。
今回は、視野が狭いという短所を改善する方法をわかりやすく解説します。
ポイント
- 視野が狭いの意味を深く知れる
- 視野が狭い状態を改善する方法がわかる
視野が狭いとはどういう状態?
「視野が狭い」と言っても、目で見れる範囲の物理的な視野の狭さと思考としての視野の狭さの2つの意味があります。
本記事では、後者の思考としての視野の狭さを対象として記事を作成しています。
思考としての視野の狭さとは?
思考としての視野の狭さは大きく分けると、一時的な視野の狭さと日常的な視野の狭さに分けることができます。
一時的な視野の狭さはタイミングの問題ですが、日常的な視野の狭さはその人の思考のクセ(どう考えがちか)と言ってもいいです。
一時的な視野の狭さ
一時的な視野の狭さは、やるべきことがたくさんあるときなどにキャパシティが追い付かなくなってくることによって生じる視野の狭さです。
作業に追われたりすることで、考えなくてはならないことが漏れたりしてしまいます。
日常的な視野の狭さ
日常的な視野の狭さは、固定観念に縛られたり変化を嫌うことによって生じる視野の狭さであり、思考するときの対象範囲が狭いことを意味します。
より具体的には以下のような特徴があります。
- 一面的な考え方
物事をある側面からのみで考えがちで、多角的に考えることが苦手。 - 変化を拒む
新しい方法や考え方を受け入れにくく、現状に固執しがち。 - 偏見や先入観に基づいて判断
物事の状況を客観的にとらえにくく、個人的な偏見や過去の経験に基づいて判断しがち。
視野が狭いのはそもそも短所なの?
「視野が狭い」という言葉をそのまま考えると、短所とされることが多いです。
それは、次のようなデメリットがあるからです。
- 新しい機会を逃す
新しいアイデアや異なる意見を受け入れにくいため、成長の機会を見逃しがち。 - 人間関係のこじれ
他の人の意見や感情に対して理解を示すことが難しく、人間関係がうまくいかないことがある。 - 問題解決力の低下
ある見方に固執することで、柔軟な発想やクリエイティブな解決策を見つけにくくなる。
でも、視野が狭いことも長所になることがある
しかし、視野が狭いことが必ずしも悪いわけではありません。
「視野が狭い」のとらえ方を変えると、次のようなことが見えてきます。
- 強い専門性
特定の分野に集中することで、その分野において深い知識やスキルを身につけることができる。 - 目標達成への集中と努力
視野を狭めて明確な目標に向かって集中することで、目標に一直線で達成することができる。
これらは就活・転職の面接などでもアピールポイントとして活かすことができるでしょう。
視野が狭い短所を改善する方法
とらえ方によっては長所になりますが、仮に視野が狭い短所を改善するなら以下の方法がおすすめです。
俯瞰力を鍛える
俯瞰力は、全体像を把握し多角的な視点で問題や課題を考える力のことを言います。
俯瞰力を鍛えれば、より広い視点で物事を考えることができます。
俯瞰力のトレーニングについては、こちらの記事でよりくわしく解説しています。
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メタ認知する
メタ認知は、自分の思考のクセを自分で認識することを言います。
メタ認知をすることで、自分がどういったときに視野が狭くなりがちかや、普段からどのように考えるクセがあるかがわかるようになります。
ただし、メタ認知のし過ぎには注意してください。
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いろんな情報源に触れる
新聞、書籍、ネット記事、ポッドキャストなど、さまざまな情報源に触れ、自分の知らない世界を知ることが大切です。
特に、自分の興味の範囲外のジャンルや文化に触れることが重要です。
他の人の意見を積極的に聴く
普段の会話の中で、相手の話をしっかりと聴き、自分の意見と異なる考え方に対しても理解を示すようにしましょう。
フィードバックを求める
自分の考え方についてフィードバックを求め、それを真摯に受け入れることで視野を広げることができます。
特に、信頼できる人からの意見は貴重です。
新しい経験をする
旅行や新しい趣味を始めることで、自分の視野を物理的にも心理的にも広げることができます。
異なる文化やライフスタイルに触れることで、自分の固定観念を壊すことができます。
まとめ
今回は、視野が狭いという短所を改善する方法をまとめました。
「視野が狭い」というのも、とらえ方によっては長所になりえます。もし、それでも視野が狭いのを改善しようと思えば、本記事で紹介した方法をぜひ取り入れてみてください。
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