この記事では、「抽象的・具体的に考えること」についてわかりやすく徹底解説します。
抽象↔具体の思考を繰り返すことで、天才と言われる人がよくやっている一を聞いて十を知る思考ができるようになります。
さらに、抽象↔具体で考えられるようになるトレーニング方法も紹介します。より効果的な学習やクリエイティブな解決策を生み出すために、抽象化・具体化の考え方をバランス良く使いましょう。
ポイント
抽象・具体的に考えるとは!?
抽象↔具体で考えるためのトレーニング方法
そもそも抽象的・具体的に考えるとは?
抽象的・具体的に考えるとは、情報を処理する際に使う思考のスキルです。抽象的に考えるとは、細かい事例や詳細な情報を取り除き一般的な概念やアイデアを考えることです。具体的に考えるとは、より事細かく詳細にイメージしやすく考えることです。
例えば、「友情」を考えてみましょう。友情とは、人との絆や信頼の繋がりといった概念であり、かなり抽象的です。これを具体的に考えると、名前や共通の趣味があり、一緒に時間を過ごすような友人ですよね。つまり、あなたの身の回りに実際にいる友達ということになります。
このように、「抽象」というのは一言で表したような考えのようもので、「具体」とはそれを詳しく1つ1つの事柄まで表したものです。
抽象↔具体で考えるメリット
抽象的・具体的に考えることには、さまざまなメリットがあります。抽象的に考えられると、ふわっとした概念を捉えられ、より簡単に物事の本質を捉えられるようになります。また具体的に考えらえると、個別の事柄の詳細について人にわかりやすく説明することができます。以下に、抽象↔具体で考えるメリットをいくつか紹介します。
- 抽象的に考えるメリット
・複雑な問題をシンプルに捉えることができる
・概念やアイデアを一般化し、広い範囲で応用することができる
・具体的な事例に縛られず、柔軟な発想ができる - 具体的に考えるメリット
・実際の事実や例に基づいて理解することができる
・抽象的な概念を具体化することで、より鮮明なイメージが得られる
・具体例を通じて問題解決のアプローチを見つけやすくなる
抽象↔具体で考えるのが実は苦手な人が多い
抽象的・具体的という言葉自体は中学生でも知っている知識です。
しかし、実際に「抽象的・具体的に考えられる」という人はなかなか多くありません。
これには下記のような理由があります。
- 視点の切り替えの難しさ
抽象的・具体的に考えることは、異なる視点で物事を捉えることが要求されます。この切り替えが難しく、一つの視点に固執してしまいがちです。 - トレーニング不足
抽象的・具体的に考えることは、トレーニングを通じて鍛える必要があります。もちろん義務教育で行う数学や理系科目で無意識に養うことはできます。しかし、このスキル自体に焦点を当てたトレーニングが不足しているため、実社会でなかなか使いこなせる人は少ないです。
抽象的・具体的に考えることが苦手な人でも、トレーニングや意識的な取り組みによってスキルを向上させることが可能です!
抽象↔具体に考えるトレーニング方法
抽象的・具体的な考え方を向上させるためには、以下のトレーニング方法を試してみることをおすすめしています。
whyを考える
「なぜ?」を考えることは抽象的・具体的に考える第1歩です。
身の回りに存在するモノ(製品や制度など)には、必ずそのようになっている理由があります。自動ドアのセンサーって何でいつも上についているんだろう・・・とか。
理由がわかれば、別の言い案(具体策)をあなたがひらめくこともあるかもしれません。
共通点を探す
共通点を探すことも役に立ちます。このとき、「構造」に似ているところがないか考えることをお勧めします。
例えば、「学習塾」と「Facebook」です。これらの共通点は「利用者とお金を払っている人が異なる」という点です。
分野は全く異なるのに、その「構造」が似ているものがあります。多くの場合、他分野からその分野に持ち込まれています。
言葉遊びの「なぞかけ」もトレーニングになります。なぞかけは、同音異義語という言葉の響きの共通点を探す必要があります。
一言でまとめる
「つまり、・・・」や「要するに・・・」と、一言でまとめることもトレーニングになります。
一言でまとめるためには、詳細なことを簡潔に表すために言葉を洗練しなくてはなりません。必然的に情報を取捨選択し、抽象度を上げる必要があるのです。
まずは、1日の終わりに今日起こった出来事を一言でまとめてみてください。
これらのトレーニング方法を継続的に実践することで、より抽象的・具体的に考えることができます。繰り返し練習すれば、独創的なアイデアを比較的簡単に生み出すことができます。
まとめ
抽象的・具体的な考えることは、情報を処理するための高度な思考スキルです。
今抽象的・具体的に考えることに苦手意識があってもあきらめることはありません。日々トレーニングすればこのスキルは飛躍的に伸ばすことができ、独創的な簡単に独創的なアイデアを出すアイデアマンになることだってできます。
今回紹介したトレーニング方法を実践して、抽象的・具体的に考えるというスキルを向上させてみてください!
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