「抽象的」という言葉は、日常生活やビジネス上でよく使われる言葉です。誰しも1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかし、「抽象的」の意味を説明してくださいと言われたら、なかなか言葉に詰まってしまう人も多いように思います。
今回は、「抽象的」の意味について簡単にわかりやすく解説します。
ポイント
- 抽象的の意味が分かる
- 日常生活で抽象的を使えるようになる
「抽象的」の意味
まずは「抽象的」の辞書の意味を見てみましょう。
https://dictionary.goo.ne.jp/
- いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま。
- 頭の中だけで考えていて、具体性に欠けるさま。
ちょっと難しいですよね。簡単に言うと、「抽象的」という言葉には大きく分けて次のような2つの意味があります。
- 1つ目は、いくつかのモノから似た特徴を抜き出して考えることです。
例えば、「動物」という言葉は、犬や猫や鳥など色んな種類の生き物をひとまとめにして考えています。生き物は多種多様ですが、自由に移動することができる生き物「動物」として一般化して考えているという意味で抽象的です。 - 2つ目は、実体がはっきりしていないことです。
感覚的に言うと、意味がフワフワしていて明確に決まらないものです。
例えば、「幸せ」という言葉は、人によって感じ方や定義が異なります。はっきりした定義や基準がないので「幸せ」は抽象的です。
「抽象的」の使い方
「抽象的」という言葉は、使うシーンや文脈によって、肯定的な意味にも否定的な意味にもなります。
肯定的な意味になる場合
物事を考える際に抽象的な視点や思考を持つことで、本質や原理を理解できるという意味です。例えば、「彼は抽象的な思考力が高い」という場合は、褒め言葉として使われます。
否定的な意味になる場合は
物事がはっきりしていないせいで理解しにくいという意味です。例えば、「彼の話は抽象的でわかりにくい」という場合は、批判的な言い方として使われます。
「抽象的」の類義語
「抽象的」という言葉には、以下のような類義語があります。
- 曖昧:物事や態度がはっきりしないこと
- 漠然:ぼんやりとしてはっきりしないさま
「抽象的」の対義語
「抽象的」の対義語は「具体的」です。
実体がはっきりせず明確に決まらなかったのが「抽象的」ですが、「具体的」はこの逆の意味ということです。
「具体的」は、特に触れたり見たりできる形を持つもの、つまり実体がはっきりしているもののことを言います。
抽象思考とは?
「抽象的」の意味がわかったところで、抽象思考について少しご紹介します。
抽象思考とは、そのままですが「抽象化して考えましょう」ということです。
抽象化して考えることで物事の本質を捉えて考えることができます。なぜなら、物事の共通点を抜き出して考えられているからです。
抽象思考についてはこちらの記事でさらに詳しく解説しています。
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【天才の思考法】抽象思考を徹底解説!
抽象化して考えることは、物事の本質に着目することに他なりません。 抽象思考をすることは、情報処理を効率化し新しいアイデアや概念を生み出す基盤となります。 今回は抽象思考について徹底解説します! 抽象思 ...
まとめ
今回は、「抽象的」の意味についてわかりやすく簡単に解説しました。
この記事が、「抽象的」という言葉の理解に役立てば幸いです。
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