「あれ?なんか今ぼーっとしてたなぁ…」
仕事中、ふと手が止まり、思考もにぶくなる・・・
それは、キャパオーバーが原因かもしれません。
今回は、キャパオーバーで思考停止してしまうメカニズムとその対処法をわかりやすく解説します。
ポイント
- キャパオーバーして思考停止してしまった時の対処法がわかる
キャパオーバーとは?
キャパオーバーとは、自分の処理能力(キャパシティ)を超える負荷がかかった状態のことです。
パソコンで言えば、「メモリ不足でフリーズしている状態」のようなものです。
キャパオーバーの原因
キャパオーバーの原因は、以下のようなことが挙げられます。
- やることが多すぎる(タスク過多)
- プレッシャーが強すぎる(心理的ストレス)
- 情報量が多すぎる(脳の飽和状態)
- 十分な休息がとれていない(疲労の蓄積)
このように、「脳の処理力」と「外からの負荷」のバランスが崩れると、キャパオーバーとなります。
例えるなら、3つの鍋を同時に火にかけながら、スマホでレシピを見て、さらに電話に出ているような状態です。
そりゃパニックになりますよね。
キャパオーバーで思考停止してしまう
キャパオーバー状態になると、以下のような思考停止に陥ってしまいます。
- 頭が真っ白になる
- 判断力が極端に落ちる
- ミスが連発する
- ぼーっとして時間だけが過ぎる
- 何から手をつければいいかわからない
これらは、脳が情報処理を放棄し、強制シャットダウンしているサインです。
なぜ思考停止するのか?
人間の脳は、一度に扱える情報の量に限界があります。
例えば、10人の人が同時に話している内容を正確に把握するなんてできませんよね。
このような限界を超えると、脳は処理を減らすために思考停止させ、防衛本能的に低負荷モードに入ります。
キャパオーバーで思考停止してしまったときの対処法
では、キャパオーバーになってしまったとき、どうすればその状態から抜け出せるのでしょうか?
その前に、最も大事なことは自分がキャパオーバーになっていることをしっかりと認識できることです。
そのためには、自分自身を俯瞰して見れる必要があります。
自分を俯瞰して見ることについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
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それでは、キャパオーバーで思考停止してしまったときの対処法を5つ紹介します。
一度、タスクから物理的に離れる
考えがまとまらないときほど、「今やっていること」から一旦離れる勇気が必要です。
- 外の空気を吸う
- トイレに立つ
- お茶をいれる
このような小休止でさえも、脳の状態をリセットするのにとても役に立ちます。
もちろん、負荷が大きい場合には休みを取ってリフレッシュに専念することも時には必要です。
書き出して見える化する
頭の中が混乱しているときは、思考を外に出すことが効果的です。
- 思ったことを全部書き出す
- やるべきことを全て書き出す
- 優先順位をつけて仕分ける
- 所要時間をざっくり書く
頭の中のごちゃごちゃを言語化して整理することで、思考が再起動しやすくなります。
今やらないことを決める
全てをこなそうとすると、ますますキャパオーバーになってしまいます。
今はやらないことを決めることで脳に余白が生まれてきます。
- 緊急ではないけど気になっていること
- 自分がやらなくてもいいこと
- 後でまとめて考えるでOKなこと
今やる必要ないことを後回しにしたりすることで、余計な思考負荷を軽減できます。
深呼吸やストレッチで体をリラックス
思考停止は、体の緊張とも深く関係しています。
呼吸や姿勢を整えることで、脳への血流も改善されます。
- 深呼吸を3回してみる
- 肩と首をぐるぐる回す
- 背筋を伸ばして座り直す
頭がモヤモヤしているときは、体から整えるのも効果的です。
小さな一歩にフォーカスする
やることが多いときは、すべてを完璧にやろうとしないことが大切です。
- メール1通だけ返信する
- 付箋を1枚だけ整理する
- 資料のタイトルだけ書く
「できた」という感覚が脳にスイッチを入れ、ドミノ式に次の行動が生まれます。
まとめ
今回は、キャパオーバーで思考停止してしまうメカニズムとその対処法についてまとめました。
キャパオーバーと思考停止は、能力がないことが原因ではありません。
脳の構造上、誰にでも起こりうる自然な現象です。
紹介した5つの方法を意識して、うまく復帰する習慣を身につけましょう!
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