アインシュタインは誰もが知っている科学者の1人だと思います。
アインシュタインの理論や考えは、100年程たった今でもなお社会に大きな影響を与え続けています。
今回は、アインシュタインの問題設定に関する名言について紹介します。
ポイント
- アインシュタインの名言から問題設定の重要性がわかる
アインシュタインについて
アルベルト・アインシュタイン(1879-1955)は、20世紀を代表する物理学者です。
アインシュタインは、相対性理論や量子力学など科学史上で重要な発見に貢献しました。
1921年の42歳の時には、ノーベル物理学賞を受賞しています。
また、科学者としてだけでなく平和主義者や人道主義者としても活動し、多くの影響力を持ちました。
アインシュタインの名言
アインシュタインは、自分の考えや感想を多くの名言として残しています。
その中でも、問題設定に関する名言を紹介します。
If I had an hour to solve a problem I'd spend 55 minutes thinking about the problem and five minutes thinking about solutions.
直訳すると、「私は問題を解決するのに 1 時間あれば、55 分は問題について考え、5 分は解決策について考えるだろう。」となります。
この名言は、問題を正しく設定し解決策を効果的に生み出すことが重要だ、というアインシュタインの考え方を示しています。
生み出される解決策の質は、考え抜かれた問題の質に依存するとアインシュタインは考えていたのです。
問題設定の重要性
アインシュタインの名言からわかるように、何が本当の問題なのかを考えることに時間をかけて問題設定を行うことは非常に重要です。
なぜなら、問題設定の時点でズレた設定を行ってしまえば、その解決策も自ずとズレた方向にしか行かないからです。
例えば、問題として「頭痛がする」を考えてみましょう。
頭痛がするから「薬を飲む」のは、確かに1つの解決策となり得るかもしれません。
しかし、その頭痛を引き起こしている原因(本当の問題)は一体何でしょうか。「風邪を引いた」のでしょうか、「気圧の変化によるもの」でしょうか、「水分不足」でしょうか、それとも「人間関係のストレスによるもの」かもしれません。
この根本的な原因(本当の問題)を特定しなければ、効果的な解決策は得られず誤った解決策を取ってしまうことにも繋がります。人間関係のストレスで頭痛が起こっているなら、薬を飲むことはほんの一時的な解決策にしかなりませんよね。
このように、問題設定の仕方次第で効果的な解決策が得られるかどうかが決まります。どのように問題を設定するかは非常に重要です。
まとめ
今回は、アインシュタインの問題設定に関する名言を紹介しました。
効果的な解決策を生み出そうとすれば、あらかじめ問題設定を入念にしなければなりません。
問題の本質を捉えた問題解決についてはこちらの記事で詳しくまとめています。
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