メタ認知は様々な文献やメディアで取り上げられていますが、そのほとんどがメタ認知を良いものとしてポジティブに取り上げています。
基本的には間違いないのですが、メタ認知にも少なくともネガティブな要素があると思われます。
今回は、メタ認知の負の側面についてまとめます!
ポイント
- メタ認知のデメリットがわかる
- メタ認知しすぎる危険性と対処法がわかる
メタ認知とは?
まずは、メタ認知についておさらいしましょう。
メタ認知とは、自分が今考えていることや感じていることを認知することです。
例えば、勉強中に「この方法だと自分は理解しやすいな」と気づくことや、「この問題は難しいからアプローチを変えよう」とか考えることがメタ認知の一例です。
このように、自分の頭で考えていることを把握することがメタ認知です。基本的には、問題解決能力が向上したり感情をうまくコントロールできようになったりとメリットが多いです。
メタ認知しすぎる危険性
メタ認知にデメリットがあるのは、メタ認知しすぎてしまっている時です。特に要注意なのは、メタ認知しすぎて次のアクションが起こせない時です。
常に「これでいいのか?これが正解なのか?」と自問自答し続けて動けなくなってしまっている状態です。
例えば、「最近何か楽しいことがあった?」とそんなに親しくもない人に聞かれたとしましょう。メタ認知しすぎていると次のようなことで頭がいっぱいになり何も答えられなくなるでしょう。
- 最近楽しかったことは何だろうか?
- そもそも自分はどんな時に楽しいと感じるのか?
- というか楽しいってどういう気持ちのことだろうか?
- この人はどういう回答を期待しているのか?
- 自分の楽しいとこの人の楽しいって一緒なのか?
考えすぎて何も答えられなくなってしまいます。
これでは行動できないただの「メタ認知モンスター」です。
メタ認知モンスターを避けるには、優先順位をつけて決断しなければなりません。つまり、何が大事かを自分で決める力が必要です。
何が大事か決断する力
何が大事か決断するには、判断するための軸が必要です。要するに、この判断軸を作れればメタ認知モンスターにならずに済みます。
よって、メタ認知をしすぎるクセがあるなら、メタ認知よりも判断軸を作ることにより意識を向けるべきです。
先の「最近何か楽しいことがあった?」の例では、次のような判断軸が考えられます。
- 自分の話したいことを話す
- 次の会話や展開に繋がりそうなものを答える
- 単純に最近起こった出来事を答える
- 印象に残ったことを答える
- 相手の好きそうなことを答える
その場その場で判断軸を決められるようになれば、自然と次のアクションをとることができるようになるでしょう。
慣れたらすばやく行動できることもある
この判断軸は経験によって無意識レベルで作れるようにもなります。経験則をもとにスムーズに自然と判断できるようになっていきます。
いろんなことにアンテナを張り、たくさんいろんなことを経験しておくのがおすすめです。
まとめ
今回は、メタ認知の負の側面についてまとめました。
メタ認知しすぎるとメタ認知モンスターになってしまうので、判断軸を作れるようにしておくと良いです。
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