アイデアは、変化し続けていく社会で新しいものを生み出すための原動力です。
そんな中で、時にはなかなかうまく事が進まないような停滞期に入り、それをブレイクスルーするために「ぶっ飛んだ」発想が求められることがあります。
そのようなぶっ飛んだ発想をするためには、どのようにして考えればよいのでしょうか。
今回は、ぶっ飛んだ発想のつくり方についてわかりやすく解説します。
ポイント
- ぶっ飛んだ発想のつくり方がわかる
ぶっ飛んだ発想って何!?
ぶっ飛んだ発想とは、常識や既存の枠組みにとらわれず、まったく新しい視点から物事を見て得られた思いつきのことを言います。
ぶっ飛んだ発想からは、従来の方法では考えられなかったような斬新なアイデアや解決策が生まれます。
例えば、AppleのiPhoneは、できる限り物理的なボタンを排除したうえで、ユーザーが直感的に操作できる手のひらサイズの携帯電話型パソコンを作り上げたという点で、今までになかったぶっ飛んだ発想の成果と言えます。
タッチパネルを操作したときにヌルヌルと滑らかに動くアニメーションは、それだけで使っていてワクワクします。それまでになかった素晴らしい体験を提供してくれたわけです。
ぶっ飛んだ発想をつくるための前提スキル
ただ、簡単にぶっ飛んだ発想を誰でもつくれるわけではありません。
まず、ぶっ飛んだ発想をつくるうえで、必要となるスキルがあります。
それは、俯瞰して考えるスキルです。
俯瞰して考えるスキル
俯瞰して考えるとは、様々な視点から見ることで物事の全体像をつかむことを言います。
俯瞰して考えることはぶっ飛んだ発想をするうえで、以下の点からとても大切です。
- 制約を取り払う
- 遠い知識を参照する
- 逆転の発想
それぞれ詳しく見てみましょう。
制約を取り払う
俯瞰して考えることは、自分自身に無意識に根付いている既成概念や制約から解放されることに繋がります。
人は誰しも文化的や社会的な影響などから「当たり前」「常識」と考えていることがあります。
俯瞰的に考えることでより客観的な視点で物事を考えられるようになり、発想の幅が広がります。
遠い知識を参照する
俯瞰的に考えることで、広い視点で他分野にも焦点を当てられるようになります。
そして、異なる分野の知識や技術などを組み合わせることで、新しい発想が生まれやすくなります。
科学と芸術、ビジネスと哲学など、異なる領域の知識をうまく組み合わせるきっかけになります。
逆転の発想
俯瞰して考えることで、普通とは逆の視点で考えることもできるようになります。
例えば、「この製品をもっと不便にするにはどうすればいいか?」というような、通常とは逆の視点で考えることで斬新なアイデアが生まれたりします。
俯瞰して考えるについては、こちらの記事でより詳しく解説しています。
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ぶっ飛んだ発想のつくり方
では、どのようにすればぶっ飛んだ発想をつくることができるのでしょうか。
よく知られているアイデアのつくり方
まず、広く知られているアイデアのつくり方について紹介します。
アイデアをつくるための方法として、広く知られている手順は以下の5ステップです。
- 情報を集める
- ひたすら考える
- 時間をあける
- アイデアをひらめく
- アイデアのチェック
「こんなの当たり前じゃん」と思う人もいるかもしれませんが、愚直にこのステップを実行できる人は意外と多くありません。
例えば、電車に乗ってるときやお風呂に入っているときなどに、急にふと良いアイデアが思い浮かんだ経験とかありませんか。まさしくそれです。
アイデアのつくり方については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
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効率的に発想を飛ばす
もちろん、前述したアイデアのつくり方でも、ぶっ飛んだ発想をつくることはできます。
しかし、もっと効率的にぶっ飛んだ発想を生み出せたらうれしいですよね。
そのような、より効率的にぶっ飛んだ発想を生み出す方法がアナロジー思考です。
発想を効率的に飛ばす方法-アナロジー思考-
発想を効率的に飛ばす方法として、アナロジー思考という考え方があります。
アナロジー思考とは、物事から共通点を見つけ出し、それをもとに新しいアイデアを生み出す思考法です。
アナロジー(類推)を用いることで、一見無関係に見える物事の間に共通点を見出し、新たな着眼点やアイデアを生み出すことができます。
例えば、工場で物を移動させるためのベルトコンベアという仕組みと飲食店をうまく組み合わせることで、回転ずしという新しいサービスが誕生しました。
「物を移動させる」という共通点から新しいアイデアが生まれたというわけです。
このように、アナロジー思考を用いれば、より効率的に他の人が思いつかないような斬新なアイデアを生み出すことができます。
アナロジー思考については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
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まとめ
今回は、ぶっ飛んだ発想のつくり方についてまとめました。
ぶっ飛んだ発想を生み出すためには、まずは「俯瞰して考える」というスキルが大切です。
それをもとに「アナロジー思考」を取り入れてアイデアをつくると、より効率的にぶっ飛んだ発想をすることができます。
あなたもぶっ飛んだ発想を手に入れましょう!!!
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