日常生活の中やビジネスシーンでは、新しいアイデアが必要な場面はたくさんあります。それ以外においても、個人的な趣味や遊びなどでも、斬新なアイデアはその成果・結果を大きく左右します。
しかし、「アイデアを生み出すのは難しい」と感じることはありませんか?
どのようにすればアイデアをうまく発想できるのでしょうか。
今回は、アイデアの発想方法についてわかりやすくまとめます。
ポイント
- アイデアを発想するための前提がわかる
- アイデアを発想する方法がわかる
アイデアとは?
アイデアとは、「思いつき・工夫・考え・着想」といった意味があります。
アイデアは何かしらの問題を解決するための方法や、新しい商品やサービス、新しいアートの表現方法など、数え切れないほど多岐にわたります。
アイデアを発想できるのは生まれつきの才能?
「斬新なアイデアを思いつくのは、生まれつきの才能だ」と考える人も多いですが、実際にはそうではありません。
もちろん、生まれつきの才能がある人もいますが、ほとんどの人は適切な方法と努力を通して発想力を養っていくことができます。
つまり、アイデアを発想する方法は誰でも学ぶことができるのです。
アイデア発想の2つの前提
アイデアを発想するには、以下の二つの前提があります。
まずは、ここを理解することでアイデアを発想するというハードルがかなり下がると思います。
アイデアとはすでにあるモノの新しい組み合わせ
新しいアイデアは、まだ世の中に無い全く新しいモノである必要はありません。
アイデアは、すでにあるモノを組み合わせることで生むことができます。
Apple創業者のスティーブ・ジョブズは「創造とは結びつけることだ(Creativity is just connecting things.)」と述べています。
斬新なアイデアも、物事を組み合わせるところから生まれてくるのです。
この前提をもとに日々生きていると、日常生活や仕事で見過ごされがちな要素にも新たな価値を見出せるようになります。
組み合わせには物事の関連性を見つける力が重要
新しい組み合わせを見つけるためには、物事の関連性を見つける力が大切です。
あらゆる知識を個別に分離して考えてしまう人もいますが、アイデア発想においては、あらゆる知識を一連の鎖のようにつなげて考えらえる方が良いです。
要は、柔軟に思考して物事を組み合わせることが大切です。
異なる分野・知識の視点を組み合わせることで、より斬新なアイデアが生まれます。
アイデアを発想する方法
アイデアは次の手順で発想することができます。
- 情報を集める
- ひたすら考える
- 時間をあける
- アイデアをひらめく
- アイデアのチェック
以下、それぞれの項目をもっと詳しく見ていきましょう。
1. 情報を集める
まず、アイデアの元となる情報を集めることが必要です。
自分が認識できている世界観・知識の中からしかアイデアを生み出すことはできません。
書籍、インターネット、人との対話など、さまざまな方法で情報を集めましょう。
幅広い情報を収集することで、新しい視点や組み合わせの可能性が広がります。
2. ひたすら考える
次に、集めた情報をもとにひたすら考えます。
頭の中で知り得たことを組み合わせたり、図や絵で書き出したりすることでより思考を深めましょう。
このステップでは、自分の考えを自由に広げることが大切です。
集中してひたすら考えましょう。
3. 時間をあける
意識的に集中して考えた後は、一旦時間をあけることも重要です。
脳が無意識のうちに情報を整理し、新しい視点や関連性を見つける手助けをしてくれます。
散歩をしたり、他の作業をしたりして、リラックスする時間を持ちましょう。
4. アイデアをひらめく
時間をあけた後、ふとした瞬間にアイデアがひらめくことがあります。
心の緊張がとけたときに、良いアイデアが生まれてくるのです。
例えば、電車に乗っているときや、温泉やサウナに入っているときに「ハッ」とアイデアを思いつくことがあります。(あなたも経験があるかもしれません)
このアイデアが生まれた瞬間を逃さないように、メモを取る習慣をつけると良いでしょう。
次に意識的な作業をしていると、せっかく出た良いアイデアも忘れてしまいますからね。
5. アイデアのチェック
ひらめいたアイデアを実際に実行する前に、その実現可能性や有効性をチェックします。
他の人に意見を求めたり、試作品を作ったりして、アイデアのブラッシュアップや修正を行います。
このアイデアを現実に落とし込むステップを通じて、そのアイデアがより具体的で実用的なものになります。
え、こんなの当たり前?
アイデア発想の方法を見て、当たり前だと思った人も多いかもしれません。
しかし、実はこの当たり前のことを本気でやれる人は多くありません。
これをやり切れるか、やり切れないかの差がアイデアに大きな差を生み出します。
参考にした本
今回の記事は、こちらの本を参考にさせていただきました。
初版はなんと1988年と、古くから定評のある本です。ページも多くないですが、それだけ今でも使える本質的なことが書かれています。
まとめ
今回は、アイデアの発想方法についてまとめました。
アイデア発想は才能がある人だけがすることではありません。今回紹介した2つの前提と5つのステップを踏めば、誰でもアイデア発想することができるようになります。
ぜひアイデアをつくるときに参考にしてください。
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