抽象的な思考は、「抽象化思考」や「抽象化能力」として義務教育課程から重要視されている思考力の1つです。
実際、抽象的な思考ができる能力は、生活の様々な場面で役に立ちます。
今回は、抽象的な思考について具体例を入れつつわかりやすく解説します!
ポイント
- 抽象的な思考がどういうものかわかる
- 抽象的な思考ができるようになる
抽象的な思考とは?
まずそもそもの「抽象的」の意味に関しては、こちらの記事で解説しています。さらっとおさらいしておきましょう。
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【すぐわかる】抽象的とは!?意味を簡単にわかりやすく解説!
2024/7/7 抽象化・具体化
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抽象的な思考とは、そのままですが抽象的に考えるということです。
そして、抽象的に考えるということは物事の共通点を抜き出して一般化して考えられるということです。
抽象的な思考の例
例えば、りんごやバナナ、メロンなどの果物を見て、「これらはみんな甘い」という一般的な性質を見つけるのは抽象的な思考です。
逆に、「甘いものは果物である」という一般的な規則から、「甘いものが食べたいなら、果物を買えばいい」という具体的な行動を想像するのも抽象的な思考です。
要するに、一般化して考えられるかどうかが重要です。
抽象的な思考は仕事でどう役に立つ?
抽象的な思考はビジネスシーンでとても役に立ちます。抽象的な思考を使うことで、以下のようなメリットがあります。
問題の本質を見抜ける
抽象的な思考を使うことで、表面的な現象や事実から、背景にある原因や理由・目的を探ることができます。 これにより、問題の本質を見抜き、効果的な解決策を考えることができます。
創造的なアイデアを生み出せる
抽象的な思考を使うことで、既存の枠組みや常識にとらわれず、新しい視点や発想を持つことができます。 これにより、創造的なアイデアを生み出し、革新的な成果を達成することができます。
実は抽象的な思考はできない人が多い!?
抽象的な思考はとても重要なスキルですが、実は苦手な人が多いと言われています。 なぜでしょうか?
抽象的な思考ができない人の特徴として、以下のようなものが挙げられます。
具体的な事柄や現象にとらわれてしまう
抽象的な思考が苦手な人は、具体的な事柄や現象に目が行きがちで、それらから一歩引いて考えることができません。 これにより、一般的な原理や規則を見出すことができず、個別的なケースに対応することになります。
既存の枠組みや常識に囚われてしまう
抽象的な思考ができない人は、既存の枠組みや常識に頼りがちで、それらに疑問を持ったりすることができません。 これにより、新しい視点や発想を持つことができず、創造的なアイデアを生み出すことができません。
X(旧Twitter)で起こっている不毛な議論の多くは、「抽象的に考えられる人」vs「抽象的に考えられない人」の構図になっていることが多いです。少ない文字数で割り切って話している人に対して、「こういう場合もこういう場合もあるよね」と具体例で突っ込むわけです。だからこそ議論の終着点が見えないんですね。
まとめ
今回は、抽象的な思考について解説しました。
さらに知りたい方は、抽象思考についてより詳しくこちらの記事にまとめているので参考にしてください。
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