「頑張っているのに成果が出ない…」
そんな悩みを持つ人に足りないのは、知識やスキルではなく、どう物事を見るかという「視点」かもしれません。
成功する人に共通するのは、目の前の仕事だけでなく、全体を捉える俯瞰力です。
この力が、ビジネスにおけるマインドセットを一気に引き上げるカギなのです。
今回は、「俯瞰力がどうやってビジネスマインドセットを押し上げるのか?」をわかりやすく解説していきます。
ポイント
- 俯瞰力とビジネスマインドセットの関係性がわかる
ビジネスにおけるマインドセットとは?
ビジネスで成果を出す人に共通しているのが、「成長マインドセット」を持っていることです。
マインドセットとは、ものの見方や考え方の土台のことです。
成長マインドセットは、以下のような特徴があります。
- 成長マインドセット
- 失敗から学びたい
- 自分で考えて行動する
- 問題にチャンスを見出す
逆に、成長しにくいマインドセットは次の通りです。
- 成長しにくいマインドセット
- 失敗を避けたい
- 指示を待つ
- 問題に不満を持つ
成長マインドセットを持っている人は、意欲的にどんどん行動を起こしていきます。
その結果、知識や情報、キャパシティが増えていき、より成功しやすくなります。
このように、詰まるところ「どう考えるか」が仕事の成果を大きく左右します。
よって、仕事で成果を出すためには成長マインドセットが不可欠です。
ただし、この成長マインドセットを本当の意味で高めるためには、自分や状況を俯瞰して見る力が欠かせません。
俯瞰力とは?
俯瞰力とは、「自分・他人・状況を上から見下ろすように見る力」のことです。
言い方を変えれば、一歩引いて全体像をつかみ、客観的に判断する力です。
たとえば、会議で意見が対立したときを考えてみましょう。
俯瞰力のない人は、「自分の意見を通したい」「方法はこれしかない」「わかってくれない相手がどうかしている」など狭い視野で考えてしまいがちです。
しかし、俯瞰力のある人は「なぜ意見がぶつかっているのか」「意見の差は何なのか」「全体として何が最適か」などを広い視野で冷静に見極められます。
俯瞰力を持つと、目の前の出来事に振り回されず、本質を見抜く力が磨かれます。
俯瞰力については、こちらの記事でより詳しく解説しています。
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【必須スキル】俯瞰力とは!?その重要性と鍛え方をわかりやすく簡単に解説!
2024/12/5 考え方
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俯瞰力がビジネスマインドセットを押し上げる理由
俯瞰力を身につけると、次の3つの面でマインドセットが劇的に進化します。
全体最適で物事を考えられる
俯瞰力を持つ人は、「自分の部署」「自分の利益」だけでなく、プロジェクト全体・会社全体・社会全体を見て判断できます。
結果、他人からも信頼され、リーダーシップが自然と発揮されるようになります。
これは、単なる思考スキルではなく、ビジネスマインドセットの成熟そのものです。
感情に流されず、冷静に判断できる
人は焦りや怒りに支配されると、視野が狭くなります。
俯瞰力があると、感情を一歩引いた視点で見られるため、「今の自分は冷静か?」とセルフチェックできます。
これは、リーダーシップを発揮するうえで最も重要な能力の一つです。
自分の考え方を客観的にとらえられる
「なんでうまくいかないんだろう」と悩むときも、俯瞰力があれば自分の思考の軌跡を分析できます。
つまり、自分の思考の癖に気づくことができます。
これによって、自己成長のスピードが圧倒的に上がります。
まとめ
今回は、俯瞰力とビジネスマインドセットについてまとめました。
この俯瞰力を磨くことで、ビジネスマインドセットは確実にレベルアップします。
目の前のことだけにとらわれず、一歩引いて全体を見渡す視点を持つ。
それが、成果を出し続ける人の共通点です。
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